経堂(鑁阿寺)概要: 鑁阿寺一切経堂は創建当初、足利義兼が正妻の供養の為一切経会の道場として建てられました。現在の経堂は応永14年(1407)に当時の関東管領である足利満兼が再建し江戸時代初期に改修されたもので桁行1間、梁間1間、宝形造、本瓦葺、一重もこし付(外観は桁行5間、梁間5間に見えますが中心部の1間四方が内部でそこから2間分四方が外部という扱いになっているようです。)、内部には宝永年間(1704〜1710)に改修された八角輪蔵が設置され2千余巻の一切経を保管しています。外壁側には江戸時代の仏師朝雲が彫り込んだと伝える木造足利歴代将軍坐像(15体、檜材、寄木造、栃木県指定重要文化財)が安置され、承応3年(1654)に月谷村田島藤兵衛が奉納された絵馬(外国船の図、縦81cm、横124cm、足利市指定文化財)と新井勝房が描いた絵馬(銘酒玉の井繁昌の図、縦91cm、横153cm、足利市指定文化財)が掲げられています。鑁阿寺一切経堂は室町時代初期の御堂建築の遺構として貴重な事から栃木県指定文化財に指定されています。
鑁阿寺境内
[ 太鼓橋 ] ・
[ 山門 ] ・
[ 本堂 ] ・
[ 多宝堂 ] ・
[ 経堂 ] ・
[ 不動堂 ]
[ 御霊屋 ] ・
[ 大酉堂 ]・
[ 大黒堂 ] ・
[ 蛭子堂 ] ・
[ 鐘楼 ] ・
[ 東門 ]
[ 北門 ] ・
[ 西門 ]
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