山門(唐門)概要: 医王寺唐門は宝暦3年(1753)に建てられた建物です。医王寺境内の中で最も豪華な建物とされ、入母屋、茅葺、桁行2.9m、梁間2.7m、正面には唐破風が設えられた四脚門(本柱の他、前後に1本づつ控柱:合計6本の柱で支える門の形式)で全体が極彩色で仕上げられています。
彫刻は唐戸の地板や欄間、柱、木鼻などに獅子、象、鳳凰、稚児行列、仙人、花鳥などが彫り込まれ、日光東照宮陽明門に見られる地紋彫やふぐら彫に酷似しています。天井は格天井で中には鮮やかな絵画が描かれています。
医王寺唐門は江戸時代中期に建てられた数少ない唐門建築を伝えるもので意匠的、技術的にも優れていることから昭和48年(1973)に栃木県指定重要文化財に指定されています。
唐門を簡単に説明した動画
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