君島稲荷神社(真岡市)概要: 君島稲荷神社の創建は不詳ですが慶安元年(1648)に社殿を再建したとされ、元禄5年(1692)に改修、その後火災にあい社殿が焼失しています。現在の本殿は焼失後の安政6年(1859)に再建されたもので一間社流造(桁行1.5間、梁間1.5間:約270cm)、木端葺で向拝部分の柱や虹梁、木鼻、外壁に緻密な彫刻が施されています。建築全体が緻密な彫刻で埋め尽くされ工芸品のようになっている形式は江戸時代後期から明治時代初期によく見られ、君島稲荷神社本殿はこれらの様式を現在に伝える貴重なものとして昭和48年(1973)に真岡市指定有形文化財に指定されています。祭神は稲倉魂命。家内安全、五穀豊穣に御利益があるとされます。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-真岡市教育委員会
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