阿弥陀堂(那須塩原市)概要: 阿弥陀堂は寛保3年(1743)に建てられたもので、桁行き2.2間(4.27m)、梁間2.2間(4.27m)、宝形造り、銅板葺きで当時の上下黒磯集落の信仰の中心として建てられました(名称から阿弥陀如来像が祀られていると思われます。仏教では阿弥陀如来は極楽浄土で民衆を助ける仏とされた為、現世でも民衆から信仰されました。)。建物の規模は比較的小規模ですが集落の精神的な拠り所として風雪に耐え明治8年(1875)から明治22年(1885)まで日新館の分校である"化成舎"(小学校)の教室としても使用されてきました。御堂建築としての歴史的価値や明治初期の学校建築で利用されていた事から大変貴重なものとされ上黒磯の阿弥陀堂は平成2年(1990)に那須塩原市指定有形文化財に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-那須塩原市教育委員会
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