栃木県の伝統的・町並み

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項     目 場  所 備  考
・嘉右衛門町 ・栃木県
・栃木市
・嘉右衛門町
栃木市嘉右衛門町は戦国時代末期に岡田嘉右衛門の尽力により開村し、開発者の名前に因み嘉右衛門新田村と呼ばれるようになったのが発生の起源となっています。元和2年(1616)、江戸幕府初代将軍徳川家康が死去し、翌年、日光(栃木県日光市)に遷座すると、家康の命日に行われた日光東照宮の例祭に合わせて朝廷から幣帛を奉献するための勅使(日光例幣使)が遣わされ、その通行に利用される日光例幣使道が開削されると、街道沿いの集落として多くの旅人や商人が往来するようになりました。さらに、物流経済の発展に伴い巴波川舟運が盛んになり、舟運の拠点として整備されました。江戸時代中期以降になると多くの商家が出店するようになり経済的にも発展し江戸時代後期から明治時代初期にかけては北関東有数の商業都市とまで言われる程に賑わいました。又、旗本である畠山家の陣屋が設置された事で領内の行政的な中心でもありました。現在でも日光例幣使道沿いには良質の町屋建築(栃木県)や土蔵建築が建ち並び往時の町並みを維持している事から国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
・壬生宿 ・栃木県
・下都賀郡
・壬生町
壬生宿は文明年間(1469〜1486年)に壬生綱重に築かれた壬生城の城下町として発生した町です。壬生氏は戦国時代に宇都宮氏に従っていましたが、末期になると主家からの独立を図り、小田原北条氏を後ろ盾に対立していましたが、天正18年(1590)の小田原征伐により北条氏が滅ぶと壬生氏も運命を共にしています。江戸時代に入った慶長7年(1602)に日根野吉明が1万9百石で入封すると壬生藩を立藩、当地は藩の都として再整備され、日根野氏が移封後は三浦氏、松平氏、加藤氏、鳥居氏が藩主を歴任し明治維新を迎えています。又、元和2年(1616)、江戸幕府諸代将軍徳川家康が死去し、翌年、日光(栃木県日光市)に遷座すると日光までの街道の整備が行われ、その一環で日光西街道(壬生通り)が開削され宿場町にもなっています。現在は建て替えが進み武家屋敷(栃木県)などの遺構は見られませんが、街道沿いには町屋建築が点在し、本陣や脇本陣の表門などの遺構も残されています。
・芦野宿 ・栃木県
・那須郡
・那須町
芦野宿は天文年間(1532〜1555年)に芦野資興、又は天正18年(1590)に芦野盛泰が築城したとされる芦野城の城下町として発生しています。戦国時代末期、盛泰は主家である那須氏から独立を図り、天正18年(1590)の小田原征伐で豊臣秀吉方に参陣した事で独立した領地を認められ、さらに、慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いには徳川方に属し、西軍の一翼を担った上杉景勝を牽制役を担った事で3千石が安堵され旗本として存続します。城持ちの格式を得なかった為、芦野城は廃城となり麓に陣屋が構えられ、以後は陣屋町として周囲には家臣達の武家屋敷も設けられました。又、奥州街道(栃木県)の宿場町(芦野宿)でもあり多くの旅人や、商人達の往来もありました。郊外には歌枕にもなった「遊行柳」があった事から西行や松尾芭蕉など文人墨客も訪れ作品の舞台にもなっています。
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