栃木市: おたすけ蔵(善野家土蔵)

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概要・歴史・観光・見所
おたすけ蔵(善野家土蔵)概要: 善野家は近江出身の豪商で、延享年間(1744〜1748年)に本家である善野喜兵衛家から分家し財を富み大名などにも質貸も行っていました。江戸時代末期には困窮人救済事業として多くの蔵を建設し、金銭や食糧などを放出したことより「おたすけ蔵」と呼ばれるようになりました。蔵は土蔵2階建て、切妻、妻入り、桟瓦葺き、外壁は黒漆喰で仕上げ、大きさは東蔵(桁行6間、梁間2.5間)、中蔵(桁行6間、梁間2.5間)、西蔵(桁行8間、梁間3間)、3棟の土蔵が平行に建てられていることで印象深い景観を作り出しています。建築年は東蔵が文化年間(1804〜1818年)、中蔵が天保2年(1831)、西倉が天保11年(1840)に建てられ後に3棟連続の下屋庇を設けました。善野家土蔵は江戸時代後期に建てられた土造建築の遺構で栃木の優良な町並みにとっても重要な事から平成12年(2000)に栃木市指定文化財に指定されています。現在は「とちぎ蔵の街美術館」として保存利用され、主に栃木市ゆかりの作家(美術工芸作家)の作品を中心に収蔵、展示しています。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-栃木市教育委員会

おたすけ蔵:写真

おたすけ蔵(善野家土蔵)
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