鶏頂山神社(日光市・川治温泉)概要: 鶏頂山神社は栃木県日光市川治温泉高原に鎮座している神社です。鶏頂山(標高1765m、日本三百名山)は古代から信仰の対象になっていた霊山で、自然崇拝が鶏頂山神社の前身だったと思われます。神社としての創建は神亀3年(726)、金色に輝く鶏に山頂まで導かれた事から霊地と悟り猿田彦命(道開きの神として夫婦円満、五穀豊穣、商売繁盛に御利益があるとされます。)の分霊を勧請したのが始まりとされます。現在の奥宮は伊勢神宮(三重県伊勢市)や高千穂(宮崎県高千穂町)の方向を向いて建立され、川治温泉にある里宮は文久3年(1863)、高原新田宿が廃村となり、その住民が当地に移住した際勧請されたものと云われています。社殿は切妻、銅板葺の小祠で傍らには子宝神社が勧請され男根石などが奉納されています。祭神:猿田彦命。
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