船玉神社(さくら市)概要: 船玉神社は案内板によると「 ・・・(前略)阿久津河岸は奥州街道の鬼怒川渡河点にあたり、最上流に位置するという地の利を得て、慶長以来、明治の中期まで水陸交通の要地として300年間の繁栄を続けた。鬼怒川上流独特の川船を「小鵜飼船」といい、また、船頭たちが水上安全の守護神として河岸場にまつったのが、船のみたま・船玉(魂)大明神である。境内は船の形を模して作られたといわれ、舳の位置に神殿がたてられており、一般の神社とは趣を異にしている。」とあります。社殿は木造平屋建て、切妻、銅板葺、平入、桁行2間、外壁は真壁造り板張り。内部に安置されている本殿は江戸時代末期に造営されたもので、一間社、正面1間軒唐破風向拝、高欄付、向拝柱、木鼻などには精緻な彫刻が施され、貴重な事からさくら市指定文化財に指定されています。
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