龍門の滝(那須烏山市)概要: 龍門の滝は那須烏山市を代表する名瀑で、案内板によると「 龍門の滝は那珂川に注ぐ江川にかかる高さ20メートル幅65メートルの大滝で、中段に男釜、女釜と呼ばれる浸食穴があります。この穴は大釜、小釜とも呼ばれており、女釜は直径2メートル、男釜は4メートル以上もある大きな穴で、その深い深い穴いっぱいに青黒い水をたたえています。・・・・(後略)烏山町」とあります。
龍門の滝は伝承によると古くから男釜には崇高な主がいると信じられていました。ある時、太平寺(龍門の滝を見下ろす高台に境内を構えています。)の和尚が主の姿を見たいと思い、滝の落ち口に祭壇を構え21日の間祈祷を続けたところ、天地が割れんばかりの雷鳴が轟、周辺は暗黒のような黒い雲が立ちこめ、この世が終わると思わせるような豪雨となりました。すると男釜から1匹の巨大な大蛇が現れ口から火を吹きながら太平寺の楼門に巻き付きその屋根に頭を乗せました。しかし、その大蛇が余りにも巨大だった事から尾は男釜に入ったままで、まるで龍の門のようだった事から「龍門の滝」と呼ばれるようになったと伝えられています。
|