吾妻古墳(壬生町)概要: 吾妻古墳は壬生町大字藤井字吾妻に築かれています。 吾妻古墳は案内板によると「 吾妻古墳は、黒川東岸の台地上に築かれた前方後円墳です。墳丘は二段につくられ、墳丘第一段の平坦面(基壇)が幅広くつくられているのが特徴です。墳丘の全長は第一段が117m、第二段が86mあり、堀(周湟)の底からの高さは約10mあります。墳丘の周囲には、保存の良い状態で堀が廻っています。東側では、堀の内側に突き出した張り出し部がみられ、堀を渡るための橋がかけられていたと考えられます。堀を含めた古墳の総全長は約170mに達し、壬生町では最も大きな古墳となります。吾妻古墳の石室については、昔の記録から凝灰岩の切石を使用した横穴式石室が前方部前端につくられていたことがわかっています。石室の玄門は、現在壬生城址公園内に保存されています。墳丘からは埴輪が出土しており、これらの資料から吾妻古墳は古墳時代後期(今から約1400年前)につくられた古墳と考えられます。 壬生町教育委員会 」とあります。吾妻古墳は6世紀の後半代に築かれた前方後円墳の遺構として大変貴重な事から昭和45年(1970)に国指定史跡に指定されています。
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