壬生一里塚概要: この一里塚は"日光道中壬生通り"(別称日光西街道、日光街道の小山から壬生を経て今中に至る街道)に設置された一里塚の1つで、壬生城主がここで日光東照宮(世界遺産)へ参拝にきた将軍、上役を出迎えたそうです。江戸から23里目(92`)にあたり塚の上部には榎が植られ、本来一里塚は街道両側に築かれますが、現在は片方が道路の拡幅工事などで消滅しています。日光道中壬生通りに残る数少ない一里塚の遺構として大変貴重な存在で昭和3年(1928)に国指定史跡に指定されています。一里塚とは江戸日本橋から1里(約3.927キロ)毎に築かれた塚の事で目印として道標の設置や榎などが植えられ、旅人や運輸業者などから重宝されました。江戸時代初期に全国の街道整備が急務となり幕府の命で各地の大名が整備にあたりました。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-壬生町教育委員会
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