愛宕塚古墳(壬生町)概要: 愛宕塚古墳は栃木県下都賀郡壬生町壬生甲に築かれています。愛宕塚古墳は案内板によると「 愛宕塚古墳は、黒川東岸の台地上につくられた前方後円墳です。墳丘は二段につくられ、栃木県中央部の大型古墳にみられる墳丘第一段平坦面(基壇)を幅広くつくる特徴が愛宕塚古墳にもみられます。墳丘は全長が65m、堀(周湟)の底からの高さは後円部で5.5m、前方部で6.5mあり、後円部にくらべ前方部が大きさ・高さとも著しく発達した典型的な後期型の墳形をしています。墳丘の周囲には盾形に堀と土塁(周堤帯)が残りの良い状態で廻っています。愛宕塚古墳の石室については、発掘調査が行われていないので不明ですが、墳丘からは埴輪が出土しています。墳形や埴輪などから、愛宕塚古墳は古墳時代後期(今から約1400年前)につくられた古墳と考えられます。なお、前方部に祀られている愛宕神社は、元禄7年(1694)壬生城主、松平輝定が壬生城の鬼門除けとして建立されたと伝えられています。 壬生町教育委員会 」とあります。愛宕塚古墳は6世紀中頃に築かれた前方後円墳の遺構として大変貴重な事から大正15年(1926)に国指定史跡に指定されています。
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