小野口家住宅(宇都宮市)概要: 小野口家は代々名主を勤める家柄で宅邸は大谷石採石場に近い事から多くの建物が大谷石で造られています。石造の落ち着いた意匠の中時代背景から曲線を用いるなど洋風建築の要素が随所に見られ、同じ敷地内に様々な年代の石造建築があるのも貴重と思われます。
小野口家住宅の前の蔵(江戸時代末期建築、石造2階建、瓦葺、建築面積20u)、旧乾燥小屋(大正中期建築、石造平屋建、瓦葺、建築面積41u)、堆肥舎(明治後期建築、石造平屋建、瓦葺、建築面積41u)、裏の蔵(文政8年:1825年建築、石造2階建、瓦葺、建築面積22u)、旧酒蔵(明治5年:1872年建築、土蔵造平屋建、金属板葺、建築面積115u )、石塀(大正時代建築、大谷石積、約200m)、長屋門(明治9年:1876年建築、石造平屋建、切妻、桟瓦葺、建築面積70u)があります。
小野口家住宅は数少ない江戸時代後期から明治時代に建てられた豪農建築の遺構として貴重で「造形の規範となっているもの」との登録基準を満たしている事から平成11年(1999)に国登録有形文化財に登録されています(石塀は平成18年:2006年追加)。現在は一部画廊の展示場として公開されています。
長屋門を簡単に説明した動画
【 参考:サイト 】
・ 公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板
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