伝法寺(宇都宮市)概要: 伝法寺は栃木県宇都宮市徳次郎町に境内を構えている曹洞宗の寺院です。伝法寺の創建は南北朝時代の貞和4年(1348)後醍醐天皇が開基となり大同妙哲が開山したのが始まりと伝えられています。当初は臨済宗でしたが江戸時代初期に曹洞宗に改宗しています。境内にある妙哲禅師の墓は案内板によると「 妙哲禅師は、鎌倉時代に奥州(現・東北地方)に生まれ、雲厳寺(黒羽町)の仏国国師の弟子となり、この伝法寺や妙雲寺(塩原町)・同慶寺(宇都宮市竹下町)を開き、下野国内に臨済宗をひろめた中心人物である。墓碑は高さ1.48mの安山岩製で、八角形の基礎の上に、八角柱の竿石を立て、ここに中台をのせ、その上に卵形の塔身を安置した無縫塔である。墓碑の基礎面に、禅師の功績と貞和5年(1349)11月12日の没年を刻んでいる。」とあります。伝法寺山門は切妻、鉄板葺、一間一戸、四脚門。本堂は木造平屋建て、入母屋、鉄板葺、平入、桁行7間、梁間6間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-栃木県教育委員会・宇都宮市教育委員会
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