| 岡本家住宅（宇都宮市）概要： 岡本家住宅は栃木県宇都宮市下岡本町に位置する古民家です。岡本家は代々庄屋格組頭を勤めていた家柄で住宅は細部の手法や工法、柱間が短く、チョウナ仕上げ、梁の曲がり材使用など古式も見られる事などから江戸時代中期の17世紀後半〜18世紀前半頃に建てられたと推定されています。
岡本家住宅の建物は寄棟、茅葺、主要部は桁行７間半（１９．９ｍ、梁間４間半（１０．４ｍ）、東南面突出部が桁行１０間半（１４．２ｍ）、梁間５間（８．９ｍ）、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は縦板張り、前には玄関や客間、後の下手には土間と厩、上手には居間、寝室などから構成されてます。長屋門は桁行８間（１４．２ｍ）、梁間２間（４．０ｍ）、入母屋、桟瓦葺き、外壁は大壁造、白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張縦押縁押え。
これらは栃木県内の上層農家建築に見られる特徴とされ敷地前面にある長屋門などにも格式を感じます。岡本家住宅の主屋と長屋門は数少ない江戸時代中期の豪農建築の遺構として大変貴重な事から昭和４３年（１９６８）に国重要文化財に指定されています。
長屋門を簡単に説明した動画
【 参考：文献等 】
・ 現地案内板-宇都宮市教育委員会
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