金沢箒根神社(那須塩原市)概要: 案内板によると「 創建は延喜12年(912)と伝えられています。はじめ箒川沿いの真木の里に遷座されていましたが、文明11年(1479)宇都宮城主成綱より剣一振りが奉納され、野沢城主の祈願御社として崇められていました。その後大田原の藩領となり、大田原晴清から修理造営のための多大な寄付を受け、寛永11年(1634)に遷宮されたと伝えられています。箒川の大洪水により大きな被害を受けたため、宝永5年(1707)野沢(真木)城跡(現在地)に再興されました。・・・(後略) 那須塩原市教育委員会」とあります。本殿は一間社流造、木端葺き、江戸時代中期に建てられた神社本殿建築の遺構として貴重な事から金沢箒根神社本殿は平成5年(1993)に那須塩原市指定有形文化財に指定されています。祭神は豊城入彦命、事代主命、イザナミノミコト、イザナギミコト、大己貴命。又、境内一帯は寛正年間(1460〜1466年)に大館弾正により築城された真木城跡で天正12年(1584)に大田原氏の侵攻により落城しその後廃城となっています。真木城跡は当地域の中世の史跡として貴重な事から昭和48年(1973)に那須塩原市指定史跡に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-那須塩原市教育委員会
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