金沢薬師堂(那須塩原市)概要: 金沢薬師堂は案内板によると「 和銅元年(708)久利生堂平に創建されたものを応永年間(1394年頃)軍萱に移転し再興したと伝えられている。その後、天文16年(1547)会津の芦名勢の侵攻により焼失したため、現在地に再建され、天保14年(1843)に改修。間口三間、奥行三間、方型造り、鉄板瓦棒葺。 平成4年5月1日 塩原町文化財指定 那須塩原市教育委員会 」とあります。名称から本尊は薬師如来像と思われます。薬師如来は病気平癒や延命長寿を司る仏とされ、多くの仏が極楽浄土などあの世や来世に御利益があるのに対し、現世に御利益があるとして多くの民衆から信仰されました。当地でもこのような薬師堂があることから往時は薬師信仰の盛んな土地柄だったと思われます。
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