栃木県日本三大(古碑・奇橋・名瀑)

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栃木県の日本三大・概要

栃木県には日本三大○○が幾つか存在しますが、今回は日本三古碑の1つに数えられてい那須国造碑と日本三大奇橋の1つに数えられている二荒山神社:神橋、日本三大東照宮の1つに数えられている日光東照宮、日光三名瀑に数えられる華厳の滝を紹介します。

日本三古碑:那須国造碑

那須国造碑・写真
[ 群馬県大田原市 ]
那須国造碑概要: 那須国造碑(大田原市)は持統4年(700)に制作されたもので、当時の那須国造:那須直葦堤の功績が讃えられています。特に渡来人に対し保護政策をしていたとみられ、碑文の書体が中国の六朝時代風になっています。朝廷の荒廃と共に忘れられていましたが延宝4年(1676)、円順によって土の中から発見されました。発見当初から貴重な遺物として知られ、当時の水戸藩主徳川光圀は家臣である佐々宗淳(水戸黄門の助さんのモデル)に命じて碑文の解読と保護を命じています。多賀城碑(宮城県)、多胡碑(群馬県)と共に日本三古碑に数えられ昭和27年に国宝に指定されています。

日本三大奇橋:二荒山神社神橋

神橋(日本三大奇橋)・写真
[ 栃木県日光市 ]
二荒山神社神橋概要: 二荒山神社神橋は伝承によると勝道上人が修行で日光を訪れた際、大雨が降り大谷川が氾濫すると深砂大王の化身である2匹の蛇が絡み合い橋になったと伝えられています。その後は橋脚の無い跳ね橋が続き、その技術は歴代山崎太夫によって受け継がれ江戸時代に入っても山崎家によって架け替え神事が執り行われました。日光東照宮が造営されると特に神聖化し、高い身分の人しか通れないように制限されました(一般庶民は現在の日光橋付近に仮橋を設けて利用しました。)。現在の橋は昭和31年に解体修復されたものを平成17年に大改修したもので、昭和25年に国指定重要文化財に指定され平成11年には日光東照宮などと共に「日光山内」として世界遺産に登録されました。又、錦帯橋(山口県)、猿橋(山梨県)と共に日本三大奇橋の1つに数えられています。

二荒山神社神橋・写真

神橋(日本三大奇橋)・写真 神橋(日本三大奇橋)・写真 神橋(日本三大奇橋)・写真 神橋(日本三大奇橋)・写真

日光三名瀑:華厳の滝

華厳の滝(日光三名瀑)・写真
[ 栃木県日光市 ]
華厳の滝(日光三名瀑)概要:  日光には48滝とも78滝とも言われる中で華厳の滝裏見の滝霧降の滝と共に日光三名瀑湯滝竜頭の滝と共に奥日光三名瀑一つに数えられています。中禅寺湖の湖底から流れ落ちる滝姿は高さ97m、水量も多く壮大な景観を造り上げています。男体山、中禅寺湖、華厳の滝は古くから勝道上人が開いた霊場としても知られ、華厳の滝の名称も天台宗経典の中の華厳経を由来しているとも云われています。又、自殺の名所でもあり、特に「巖頭之感」という遺書を残し投身自殺した藤村操(当時第一高等学校生)が有名で巖頭之感には「 悠々たる哉天壤、遼々たる哉古今、五尺の小躯を以て此大をはからむとす・・・(略)・・・終に死を決するに至る。既に巌頭に立つに及んで、・・・(略)・・・大なる悲觀は大なる樂觀に一致するを。」と記されていました。華厳の滝は袋田の滝(茨城県)、那智の滝(和歌山県)と共に日本三大名瀑の1つにも数えられ国指定名勝に指定されています。

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