熊野神社(小山市)概要: 熊野神社は栃木県小山市上泉に鎮座している神社です。 熊野神社の創建は不詳ですが、当初は火産霊命を祭る愛宕社と呼ばれる神社でしたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令を踏まえ明治2年(1869)に紀州国(和歌山県)から熊野大神の分霊を勧請し社号を熊野神社に改めています。熊野神社の社殿は江戸時代末期に建てられたもので、木造平屋建て、2間四方、桁行2間、張間2間、入母屋、瓦葺き、平入、正面唐破風の一間向拝が付き、外壁は真壁造り板張り。木鼻や懸魚などの細部には龍、鳳凰、獅子などの精巧な彫刻が施され、虹梁や手挟は完全に彫刻化しています。欄間部には中国の古事と思われる透かし彫りが施され3方廻っています。祭神:伊耶那岐命、伊耶那美命、火産霊命。
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