小山市(歴史)概要: 小山市の歴史は古く平安時代末期、平将門の乱を平定した藤原秀郷の一族が小山氏を名乗り土着したのが始まりとされます。中世に入ると小山氏の領土も広大し大きな影響力を持ちますが康暦2年(1380)に宇都宮氏と対立すると、鎌倉公方足利氏満と戦闘状態となり滅亡に追い込まれます。その後、結城家が名跡を継いで小山氏を名乗り戦国時代まで小山市周辺を支配しますが戦国時代末期に北条氏の旗下に入り、豊臣秀吉の小田原征伐で後北条氏が滅亡するとともに小山氏は改易となります。
江戸時代に入ると慶長13年(1608)に本多正純が3万3千石で小山藩を立藩、元和2年(1616)に2万石が加増され、さらに元和5年(1619)には15万5千石で宇都宮城に転封になり、小山藩は廃藩になりました。その後は古河藩に属し、奥州街道が開削されると宿場町として発展、徳川家康が日光東照宮に埋葬されると将軍家が日光参拝の際の休憩所、宿泊所として小山御殿を築くなど重要視され商業都市として繁栄を極めました。
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