金鈴荘(真岡市)概要: 金鈴荘は栃木県真岡市荒町に屋敷を構えている古民家です。金鈴荘は江戸時代末期から真岡もめん問屋として栄えた岡部呉服店の2代目岡部久四郎氏が江戸時代初期に10年の歳月を費やした建物です。土蔵2階建て、寄棟、瓦葺き、桁行11間半(20.94m)、梁間6間半(11.83m)、延床面積415.52u、1階床面積228.39u、2階床面積187.13u、外壁は海鼠壁が建物全体を覆い当時は高価で格式が高いとされた黒漆喰で仕上げられています。
金鈴荘の外観は重厚な印象を受けますが、内部は派手さもなく落ち着いた繊細な空間で紫檀、黒檀、鉄刀木の唐木など当時はなかなか手に入りにくい高級な材料を適材に使用し廊下の梁などは長い1本ものを使用しています。庭園は回遊式日本庭園で池を中心に地元産の磯山石を配したもので岡部呉服店の迎賓館としての格式をもっています。金鈴荘は平成12年(2000)に栃木県指定有形文化財に磯山石の石塀が平成13年(2001)に真岡市登録文化財にそれぞれ指定されています。
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