荒橿神社(真岡市)概要: 荒橿神社は栃木県真岡市八木岡に鎮座してる神社です。荒橿神社の創建は南北朝時代の康永元年(1342)に標ヶ原二荒神霊を勧請し、鎮座したのが始まりと言われる一方で、元文3年(1738)この地を訪れた修験者が調査した結果、延長5年(927)にまとめられた延喜式神名帳に式内社として記載されている下野国11社のうち、芳賀郡2社の1つの荒橿神社と判断しました(諸説あり)。この事により当初、戸塚(八木岡)大明神と称していた社号を荒橿神社と改称しています。
現在の本殿は安永3年(1774)に再建されたもので、一間社(桁行き5尺、梁間9尺)、流造、茅葺で向拝欄間の龍や、木鼻の象、獅子、木組、脇障子の透かし彫りなど精彩な彫刻と極彩色に彩られ見所の多い建物となっています。荒橿神社本殿は江戸時代中期に建てられた神社本殿建築の遺構として貴重なことから平成9年(1997)に真岡市指定有形文化財に指定されています。拝殿は木造平屋建て、入母屋、鉄板葺、桁行3間、梁間2間半、平入、正面1間向拝付き、外壁は真壁造板張り。祭神は事代主命。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-真岡市教育委員会
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