瑞光寺(真岡市)概要: 松医山三宝院瑞光寺は栃木県真岡市西田井に境内を構えている天台宗の寺院です。瑞光寺の創建は平安時代初期の貞観2年(860)に慈覚大師円仁が開山したと伝えられています。当初は、中丸(西田井地内)にありましたが火災によって焼失し一時衰退、鎌倉時代後期に覚秀法印が中興開山し現在地に移し堂宇も再建しています。
江戸時代に入ると幕府から庇護され慶安元年(1648)に三代将軍徳川家光から15石の朱印状を受け取り以降朱印寺となり代々将軍から寺領が認められています。明治3年(1870)に火災により多くの堂宇や寺宝、記録など焼失しましたが、本尊の勢至菩薩や薬師瑠璃光如来、如来の脇仏である12神将像などが残り、明治15年(1882)には本堂を再建しています。
瑞光寺本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、平入、桁行6間、梁間6間、正面1間向拝付、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。表門は明治23年(1890)に再建されたもので切妻、桟瓦葺、一間一戸、高麗門(本柱の背後に控柱があり、本柱と控柱の間にも切妻屋根を設えている門形式)。山号:松医山。院号:三宝院。宗派:天台宗。本尊:勢至菩薩。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-真岡市
・ 現地案内板-環境省・栃木県
|
|