足利市: 徳蔵寺

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概要・歴史・観光・見所
徳蔵寺(足利市)概要: 乾坤山徳蔵寺は栃木県足利市猿田町9丁目に境内を構えている天台宗の寺院です。徳蔵寺木像五百羅漢像が安置されている羅漢堂徳蔵寺の創建の不詳ですが平安時代末期、巡錫で当地を乙ずれた大徳竜海大阿闍梨が草庵を設けたのが始まりと伝えられています。人々の心が行き交うことを願っている事から「ピンポン寺」の別称があり広く信仰されています。所在地である猿田という地域は渡良瀬川舟運の猿田河岸として発展した町で、特に舟運業やその関係者達から帰依され数多くの寺宝が奉納されました。境内にある羅漢堂は文化10年(1813)に建てられたもので木造平屋建、塗屋造、重層宝形造、銅板瓦棒葺き、正面1間向拝付、内部には須弥壇が設けられて木像五百羅漢像が安置されています。千庚申堂は木造平屋建て、宝形造、銅板葺き、桁行2間、張間2間、内部には長真勝が渕海(浅草浅草寺別当代)に依頼し奉納した千庚申塔が安置されています。愛染堂は木造平屋建て、寄棟、銅瓦棒葺き、平入、桁行2間、花頭窓付、内部には寛政9年(1797)に制作された入母屋造、極彩色仕上げ、高さ約220pの厨子が設置され、愛染明王像が安置されています。

五百羅漢像は像高約20〜40cm、一木造り、彫眼、台は10段四面(ピラミッド風に上段にいく毎に幅が小さくなる。)で500体の羅漢像と10体の十大弟子(舎利弗・富楼那・目連・迦旃延・摩訶迦葉・優波離・阿那律・羅喉羅・須菩提・阿難)、3体の仏(阿弥陀如来、観世音菩薩、勢至菩薩)、計513体が安置されています。五百羅漢像が完全に残されているのは全国的に見ても大変珍しく日本三大五百羅漢(自称、建長寺:神奈川県鎌倉市・羅漢寺:大分県中津市・喜多院:埼玉県川越市)に数えられ昭和43年(1968)に栃木県指定有形文化財に指定されています。足利七福神:大黒天。山号:乾坤山。宗派:天台宗。本尊:阿弥陀如来。

徳蔵寺の文化財
・ 木像五百羅漢像 附羅漢堂−文化10年−栃木県指定重要文化財
・ かな地蔵尊-嘉慶2年(1388),安山岩製,高さ90p-栃木県指定重要文化財
・ 千庚申塔-寛政12年(1800),長真勝奉納,高さ262p-栃木県指定民俗文化財
・ 愛染明王像 附厨子-寛政9年(1797),像高105p-足利市指定有形文化財

【 参考:サイト 】
公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板
・ 現地案内板-財団法人足利市民文化財団・足利市教育委員会

徳蔵寺:写真

徳蔵寺境内正面に設けられた山門とのぼり旗
[ 付近地図: 栃木県足利市 ]・[ 足利市:歴史・観光・見所 ]
徳蔵寺山門から見た境内に様子 徳蔵寺本堂は近代的な新しい印象 徳蔵寺千庚申堂には千庚申塔があります 徳蔵寺境内に設けられた愛染堂に愛染明王像が安置されています


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