本宮神社(日光市)概要: 本宮神社は栃木県日光市原宿に鎮座している神社です。案内板によると「 古くは、新宮(現在の二荒山神社)、滝尾と共に、日光三社と呼ばれた。創建は大同3年(808)。祭神は味耜高彦根命。現在は二荒山神社の別宮。4月17日二荒山神社の弥生祭のとき、三社の神輿がここに渡御する。貞享元年(1684)の大火で焼失、翌年に再建された。境内には修験者が背にしていた笈をかけて参拝するところから「笈掛石」と名付けられた石がある。」とあります。
本宮神社は古くから神仏習合していましたが明治時代初頭に発令された神仏分離により仏式が廃され二荒山神社の別宮に格付けされています。境内背後には四本龍寺本堂と三重塔が建立され神仏習合時代の名残が見られます。
本宮神社本殿は貞享2年(1685)に再建されたもので三間社流造、銅瓦葺、正面3間向拝付、外壁は真壁造り板張り、木部朱塗り、4周浜縁、高欄付き、向拝部には精緻な彫刻が施され極彩色に彩られています。
拝殿は貞享2年(1685)に再建されたもので木造平屋建て、入母屋、銅瓦葺、平入、桁行3間、梁間3間、外壁は真壁造り板張り、華美な装飾は少なく外壁は朱色、建具は黒漆に仕上げられています。
唐門(中門)は貞享2年(1685)に再建されたもので平唐門、銅板葺、一間一戸、左右に透塀(屋根付きの木柵)が取り付いています。鳥居は寛政12年(1800)に再建されたもので石製。
本宮神社本殿・拝殿・唐門・透塀・鳥居は大変貴重な事から国重要文化財に指定され、世界遺産に登録されています。祭神:味耜高彦根命。
日光山内・日光の社寺・世界遺産
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唐門を簡単に説明した動画
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板
・ 現地案内板-日光二荒山神社
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