二荒山神社奥宮(日光市)概要: 二荒山神社の創建は天応2年(782)勝道上人が男体山(標高:2486m・日本百名山)の山頂に社殿を建立したのが始まりと伝えられています。延暦3年(784)に参拝が困難な事から麓に中宮祠を建立、以後本宮の遥拝所として発展し、延長5年(927)にまとめられた延喜式神名帳に記載されている名神大社で下野国一之宮、関東総鎮守として広く信仰されました。中宮祠の境内から奥宮までの登拝道がありその入口には青銅製の鳥居(国指定重要文化財)と登拝門(開門は例年開山祭の5月5日から閉山祭の10月25日まで)が設置されています。1合目には遥拝所と鳥居があり4合目からから本格的な登山、8合目に滝尾神社が鎮座しています。滝尾神社は日光三山の1つである女峰山の祭神である田心姫命を祭る神社で明治時代初頭に発令された神仏分離令後は二荒山神社の別宮に位置づけられています。山頂には奥宮の社殿と共に、同じく日光三山の1つ太郎山の祭神である味耜高彦根命を祭る太郎山神社が鎮座しています。登拝門から奥宮までは約6キロ、通常3.5時間から4時間程で登る事が出来ます。祭神は二荒山大神、大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命。
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