旧足利銀行栃木支店概要: 旧足利銀行栃木支店は昭和9年(1934)に建てられた建物で、昭和48年(1973)から平成16年(2004)に栃木市の教育委員会庁舎として利用されてきました。平成17年(2005)に建物の半分ほどを移築し飲食店として利用されているようです。建物は木造平屋建て陸屋根風、鉄板葺、建築面積は111uで当時の銀行建築の特徴をよく残していています。外観はギリシャ神殿風で、玄関の両脇は化粧柱を配し上部や欄間には細かな意匠が施され、縦長の上げ下げ窓など洋風建築の要素が見られます。旧足利銀行栃木支店は昭和初期に建てられた金融建築の遺構として貴重で「造形の規範となっているもの」との登録基準により平成20年(2008)に国登録有形文化財に指定されています。施行は小川組、棟梁は永井種吉。
|