旧関根家住宅店舗(栃木市)概要: 旧関根屋店舗は大正11年(1922) に建てられた木造2階建て、建築面積46uの建物です。切妻、平入り、瓦葺きでパラペットを高く上げることで陸屋根風に見せています。外壁は煉瓦風で玄関周りは色調を変え、前に張り出す事で正面性を強調しています。時代背景から縦長の上げ下げ窓やパラペットに意匠を施すなど洋風建築の要素を取り入れ町並みの中でも異彩を放っています。旧関根屋店舗は背後にある明治時代中期に建てられた主屋(木造2階建、桟瓦葺、建築面積106u、真壁造り、数寄屋風)と江戸時代末期に建てられた文庫蔵(1830年〜1867年頃、土造2階建、切妻、桟瓦葺、建築面積66u、2階が書斎畳敷)と合わせて「造形の規範となっているもの」との登録基準から平成12年(2000)に国登録有形文化財に指定されています。
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