雅秀店舗(栃木市)概要: 雅秀店舗は幸来橋(栃木市倭町 にある巴波川に架かる橋。橋長12.7m、県道75号線)の東脇に位置しています。現在の店舗は明治時代後期に建て替えられた建物で、土蔵2階建て、切妻、平入り、桟瓦葺、桁行5.5間、梁間3間、建築面積50u、1階の前面は下屋として前に張り出しています。棟瓦は高く積み、外壁の正面は黒漆喰、両脇は下見板張で仕上げられ2階の左右ぼ扉は観音扉(防火構造の為に土造、黒漆喰仕上げ、火や煙が室内に入り込まないように扉と枠に3つ段差があり、噛み合わせるようになっています)で防火、延焼に強い構造とし雨が入らないように小庇が建物間口一杯に取り付けられています。1階正面の開口部は改変の為かガラス戸の引き違い、内部の間取り等は不詳。雅秀店舗は明治時代に建てられた町屋建築の店蔵の典型として貴重で「再現することが容易でないもの 」との登録基準を満たしている事から平成12年(2000)に国登録有形文化財に登録されています。
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