栃木市: 太平山神社

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概要・歴史・観光・見所
太平山神社(栃木市)概要: 太平山神社は栃木県栃木市平井町に鎮座している神社です。太平山神社(栃木市)境内から見た眺望太平山神社の創建は垂仁天皇の御代(紀元前29〜紀元後70年)に三輪山(現在の太平山)の山頂付近に大物主神と天目一大神が勧請されたのが始まりと伝えられています。太平山(標高:345m)は、山姿の美しさや関東平野を一望にすることが出来る眺望の良さなどから古代人の素朴な畏敬の念が信仰の始まりと思われ、天目一大神は引き続き太平山神社の奥宮(剣宮・武治宮)の祭神として祭られています。神護景雲3年(769)に山頂からやや下った現在地に遷座し、天長4年(827)に、下野国(現在の栃木県)では悪天候による災害や飢饉、疫病などが蔓延し多くの住民が疲弊していた為、淳和天皇の勅願により、瓊々杵命、天照皇大神、豊受姫大神の3神の分霊を三輪山(現在の太平山)に勧請しました。その際、慈覚大師円仁(平安時代の天台宗の高僧、天台宗第3代座主、入唐八家)が、祈願すると忽ち鎮まった事から太平の社(太平山神社)と呼ばれるようになり、神への感謝の意から社殿が造営されています。

太平山神社は室町時代の明徳3年(1392)に後小松天皇から勅額を賜うなど隆盛し最盛期には摂末社および寺院が80余に及び大きな影響力がありましたが、天正12年(1584)に太平山一帯は、北条氏と皆川氏との戦いの激戦地となり太平山神社も兵火にあい多くの社殿や記録、社宝が焼失し淳和天皇と後小松天皇から賜った勅額も失っています。

江戸時代に入ると幕府から庇護され、特に3代将軍徳川家光の子宝祈願が太平山神社に行われ、苔生した良い雰囲気がある太平山神社(栃木市)参道石段と紫陽花見事世継ぎが誕生した事から、乳母である春日局は刀剣類を奉献し、慶安2年(1649)には家光から境内門前の山林や社領50石が安堵されています。江戸時代末期の元治元年(1864)には水戸天狗党が太平山多聞院に本陣を置き尊皇攘夷の旗印を揚げをした歴史上の舞台にもなり、明治14年(1881)には水戸天狗党の鎮魂碑(おもう、むかし勤王の士 義旗をこの地にあげ 方今よりて無事 石に題す)が秋月種樹(高鍋藩主の世子)が中心となり建立されています。

古くから太平山神社は神仏習合し別当寺院として大平山寶樹院太山寺が祭祀を司ってきましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により形式上は仏教色が一掃、太山寺とは分離して正式に神社となり県社に列しました。祭神:瓊瓊伎命、天照皇大神、豊受姫大神。配祀:伊邪那岐神、大己貴神、天宇受賣命、御食津神、大物主神、別天神、月夜見尊。

太平山神社の境内には仏堂だった星宮神社(木造平屋建て、宝形造り、太平山神社(栃木市)本殿と幣殿と玉垣と石燈篭鉄板葺、桁行3間、梁間3間、外壁は真壁造り板張り木部朱色仕上げ、平成20年:2008年に栃木市指定文化財。祭神:磐裂根裂神、天之加々背男命)や仁王門だった随神門(神社山門・享保8年:1723年、8代将軍徳川吉宗造営、入母屋、銅板葺、三間一戸、桁行3間、張間2間、八脚門、楼門形式、「太平山」の旧山号額、下層部正面左右には随神像、背面左右には仁王像安置、外壁は真壁造板張り木部朱色仕上げ、昭和36年:1961年に栃木市指定文化財に指定。天井絵は雪舟の弟子磯辺等随によって描かれたもので栃木市指定文化財)などが残り神仏習合の名残を見ることかが出来ます。又、天皇の祈願所だった事から参道には唐門、檜皮葺、一間一戸、朱色仕上げの勅使門が建立されています。太平山神社拝殿は木造平屋建て、切妻、銅板葺、平入、外壁は真壁造り板張り。本殿は一間社神明造り、銅板葺。拝殿、本殿共に貴重な事から平成20年(2008)に栃木市指定文化財に指定されています。

太平山神社:写真

太平山神社銅製鳥居と石造社号標
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太平山神社参道の木製神橋 太平山神社参道石段沿いにある大木と石垣 太平山神社石段から見上げた朱色の随神門(旧仁王門) 太平山神社石段沿いにある鳥居と紫陽花
太平山神社勅使門は本来身分の高い人が利用 太平山神社拝殿と境内社である交通安全神社と福神社と星宮神社 太平山神社境内社である星宮神社と石燈篭 太平山神社奥宮は境内最奥地に鎮座しています


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