大師堂(医王寺)概要: 医王寺大師堂(弘法大師堂)は貞享3年(1686)に建てられた建物で桁行3間、梁間3間、入母屋、茅葺、妻入りで正面に一間の向拝が設えられています。壁は内外ともに朱色で塗られ欄間や蟇股などには繊細な彫刻が、入母屋の妻には木連格子の妻飾りが施され、向拝の柱には地紋彫が見られます。内部には須弥壇がありその上部には厨子(明暦3年:1657年作)が安置され弘法大師(空海:真言宗の開祖、高野山開山、嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆)が祀られています。医王寺大師堂は当時の御堂建築を伝えるものとして昭和48年(1973)に栃木県指定重要文化財に指定されています。
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