御水屋(日光東照宮)概要: 御水屋は寛永12年(1635)に建てられた、唐破風屋根、銅瓦葺きの建物です。建物の規模に対して大型な唐破風は格式を感じさせ、水にちなんで波や竜の彫刻に極彩色が塗られています。特に飛龍の彫刻は、東照宮内にある43箇所ある飛龍の中でも最高傑作とも言われるもので、精緻と力強さを兼ね備えた優れたものとされます。柱は4隅に3本づつ計12本あり全て御影石で造られ、柱の白色と上屋の極彩色との対比が際立っています。手水鉢は元和4年(1618)に九州鍋島藩主が初代将軍徳川家康3回忌に奉納したもので、滝尾神社付近から水を引き神庫裏の石垣から落ちる水の圧力で水が噴き上がる仕組みになっています。日光東照宮御水屋(手水舎)は大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。
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