祈祷殿(上社務所)概要: 祈祷殿は寛永12年(1635)に建てられ、桁行3間、梁間3間、入母屋、銅瓦葺き、1間の向拝付きの建物で、背面にも向拝が付いています。黒と金を基調にした境内の中では比較的落ち着いた建物で、江戸時代は神仏混合していたこともあり寺院建築の要素が強く、往時は本尊として五大尊が安置しされ護摩を焚いて天下太平を祈願したそうです。明治時代初頭に発令された神仏分離令で解体される予定でしたが、社務所とすることで免れ五大尊も中禅寺に移されました(日光山内は二社一寺に統廃合され、宗教的意味あいからは本来輪王寺に属する)。祈祷殿(上社務所)は国重要文化財に指定されています。
日光山内・日光の社寺・世界遺産
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