輪蔵(経蔵)概要: 輪蔵は寛永12年(1635)に建てられ、桁行3間、梁間3間、宝形造り、銅瓦葺き、裳階付きです(宝形重層造り)。外壁は弁柄色で欄間部は金、蟇股には精緻な彫刻が施され、組物などと共に極彩色に彩られています。開口部は花頭窓で木製の扉の奥には八角形の回転式の書架があり、一切経1456部、6325巻が納められていました。この一切経は天海版と呼ばれるもので日本で始めて翻訳されたものとも云われています。又、八角形輪蔵を始めて採用した中国人の故事からそれに模した中国人親子の木像が安置され、その子供の像が笑っている事から「笑い堂」の別称があります。日光東照宮輪蔵(経蔵)は大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。
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