本光寺(佐野市)概要: 大明山栃木県佐野市栃本町に境内を構えている曹洞宗の寺院です。本光寺の創建は室町時代後期の文亀2年(1502)時の唐沢山城主佐野盛綱が一族の香華寺として大朝賀を招き開山したのが始まりとされます。以来、佐野家から庇護され、大永2年(1522)には後柏原天皇から"勅願寺綸旨"を賜るなど寺運が隆盛し、最盛期には本、末28ヶ寺を有していたそうです。慶長19年(1614)佐野氏が突然改易となり松本(現在の長野県松本市)へ配流された為、本光寺は庇護者を失い寺領も没収、当初の唐沢山麓から現在地に移りました。その後は3代将軍徳川家光から寺領が安堵され歴代将軍が追認しています。寺宝として"勅願寺綸旨"、"石幢"、"佐野氏忠の判物"があり貴重な事から佐野市指定有形文化財に指定されています。山号:大明山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来。
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