田中正造生家(佐野市)概要: 田中正造は天保12年(1841)に名主富蔵の長男として生まれ、後に名主を継ぐと領内の農政改革に尽力を尽くし、明治時代になると栃木県会議長や衆議院議員を歴任し足尾鉱山の公害問題に取り組みました。道路側の建物は正造の両親の隠居所で木造2階、切妻、瓦葺き、平入りで正面には棟門を設けるなど格式がある建物です。母屋(19世紀初期に建築、木造平屋、銅板葺:元茅葺)は正造が生まれた生家で、後には医師が住み込み、村の診療所としての機能しました。母屋と土蔵2棟が昭和32年(1957)に栃木県指定史跡に指定され、平成5年(1993)に隠居所、門、便所、敷地が追加で栃木県指定史跡に指定されました。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-財団法人 小中農教倶楽部
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