不動堂(鑁阿寺)概要: 不動堂は中御堂とも呼ばれ創建は鎌倉時代初期の建久7年(1196) に足利義兼(足利家2代当主、鎌倉幕府御家人)が建立したと始まりと伝えられ、安土桃山時代の文禄元年(1592)に生実御所国朝が再建、さらに江戸時代中期に現在の建物が造営されています。以前は本堂と廊下で繋がり護摩堂として利用されていましたが昭和44年(1969)に改修され現在のような形となりました。不動堂は入母屋、本瓦葺き(鯱付)、平入、桁行3間、梁間2間、正面には一間軒唐破風向拝が付き右側には足利氏が使用したという800年前の古井戸があります。本尊は不動明王像(平安時代作、像高88.1cm、足利市指定文化財)で興教大師が彫り込んだ像を成田山(千葉県成田市)から勧請してきたものと伝えられています。鑁阿寺不動堂は室町時代末期の寺院建築の遺構として貴重なことから足利市指定文化財に指定されています。
鑁阿寺境内
[ 太鼓橋 ] ・
[ 山門 ] ・
[ 本堂 ] ・
[ 多宝堂 ] ・
[ 経堂 ] ・
[ 不動堂 ]
[ 御霊屋 ] ・
[ 大酉堂 ]・
[ 大黒堂 ] ・
[ 蛭子堂 ] ・
[ 鐘楼 ] ・
[ 東門 ]
[ 北門 ] ・
[ 西門 ]
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