太鼓橋(鑁阿寺)概要: 太鼓橋は江戸時代末期の安政年間(1854〜1859年) に再建されたもので、鑁阿寺が旧足利氏の居館跡だった事から水掘を渡る為に建てられました。特に太鼓橋の後ろには鑁阿寺の山門(楼門)が控え、その直線上に本堂が配されていた事から、伽藍配置上も大変重要な構成要素の1つとして高い格式と意匠が求められました。太鼓橋は総欅の素木造り、屋根付き、桟瓦葺(正面の鬼瓦には足利家の家紋である丸に二つ引(足利二つ引)が掲げられています)、正面は唐破風状で細部には精巧な彫刻(懸魚は鳳凰、木鼻は獅子)が施され、桁行約7.8m、梁間約3.4m、反り橋、天井は格天井、屋根付きの橋は栃木県内唯一で貴重な存在と言えます。鑁阿寺太鼓橋は貴重な事から昭和56年(1981)に栃木県指定重要文化財に指定されています。
鑁阿寺境内
[ 太鼓橋 ] ・
[ 山門 ] ・
[ 本堂 ] ・
[ 多宝堂 ] ・
[ 経堂 ] ・
[ 不動堂 ]
[ 御霊屋 ] ・
[ 大酉堂 ]・
[ 大黒堂 ] ・
[ 蛭子堂 ] ・
[ 鐘楼 ] ・
[ 東門 ]
[ 北門 ] ・
[ 西門 ]
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